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車内清掃・消臭の基本、臭いを防ぐやり方

車内清掃・消臭の基本、臭いを防ぐやり方

ドアを開けた瞬間に「あれ、なんか臭う」と感じることがあります。乗っている本人は慣れてしまって気づきにくいものですが、同乗者や久しぶりに乗った人にはけっこう分かるらしい。芳香剤を吊るして誤魔化している人も多いと思いますが、香りを足すだけでは臭いの元は消えません。

車内の臭いは、たいてい掃除機とマット洗い、それに換気の3つで大きく改善します。この記事では、初めて本格的に車内清掃をする人向けに、何から手をつければいいか、消臭剤はいつ使うべきかを順番にまとめました。

車内が臭くなる主な原因

車内の座席やフロアマットに落ちたゴミやホコリ

消臭剤を選ぶ前に、何が臭っているのかを知っておいたほうが対策がぶれません。よくある原因はだいたい次のあたりです。

  • 食べこぼしや飲みこぼしがシートやマットの奥に染み込んでいる
  • 雨の日の靴や濡れた傘、洗車後の水滴などで湿気がこもっている
  • エアコンの内部やフィルターにカビ・雑菌が繁殖している
  • タバコのにおいが布製シートやマットに染み付いている
  • ペットの毛や体臭、汗をかいたシートがそのままになっている

このうち厄介なのは湿気とエアコン由来のにおいです。表面を拭いただけでは取れず、内部にカビが発生しているケースも珍しくありません。逆に食べこぼしやホコリが原因なら、これから説明する掃除機とマット洗いだけでかなり改善します。

掃除機とマット洗いで汚れを落とす

車内でハンディ掃除機をシートの隙間にかけている様子

まず順番として、消臭剤を使うのは掃除機がけとマット洗いを終えてからにします。汚れが残ったまま香りだけ足しても、臭いの元は残ったままだからです。

  1. フロアマットを外して外で叩く、または水洗いする。砂やホコリはマットの繊維の奥にかなり溜まっています。取扱いに水洗い不可の指定がある製品もあるので、素材表示があれば先に確認します。
  2. シート・フロアに掃除機をかける。座面の縫い目やシートの隙間、足元のペダル周りは特にホコリが溜まりやすい場所です。すき間用のノズルがあると作業がだいぶ楽になります。
  3. コロコロ(粘着カーペットクリーナー)で毛やパン粉のような細かいゴミを拾う。掃除機だけでは吸いきれない繊維の毛玉や食べかすを回収します。
  4. ダッシュボードやドアの内張りを固く絞ったクロスで拭く。皮脂やホコリの膜が臭いの発生源になっていることがあります。素材によっては専用クリーナーの指定があるため、車種の取扱説明書に従います。
  5. マットを完全に乾かしてから車内に戻す。生乾きのまま戻すと、それ自体が新たな臭いの原因になります。天日干しできる日にまとめて洗うのがおすすめです。
シートの染み抜きは素材(布・合皮・本革)で使える洗剤が変わります。誤った洗剤を使うと変色や劣化の原因になるため、判断に迷う場合はシートの取扱い表示を確認するか、カー用品店・クリーニング専門店に相談したほうが安全です。

消臭剤を使う前に、まず換気する

車の窓を開けて車内を換気している様子

掃除が終わったら、次にやりたいのは消臭スプレーではなく換気です。窓を数分開けて空気を入れ替えるだけでも、こもったにおいはかなり抜けます。停車中にドアを両側から開け放ち、風を通す時間を作ると効果的です。

そのうえで消臭剤を使うなら、選び方は用途で分かれます。

  • 重曹:粉末のまま小皿に入れて置いておくと、湿気とにおいをある程度吸収してくれます。マットの上に薄くまいて数時間置いてから掃除機で吸い取る使い方もあります。
  • 車用の消臭スプレー:においの元に直接吹きかけるタイプ。香り付きのものと無香タイプがあり、においを香りで上書きしたいだけなら香り付き、においそのものを分解したいなら無香・除菌タイプを選びます。
  • 据え置き型の芳香剤:あくまで香りを足すもので、臭いの元を取り除く効果は基本的にありません。掃除と換気を済ませたうえで、仕上げとして使うものだと考えておくと失敗しません。

やりがちな失敗

車内で芳香剤を大量に使っている様子と困った表情

掃除をせず、芳香剤だけ増やしてしまう。香りが重なって余計に不快になることがあります。根本の原因を取らないまま香りを足しても、においは時間が経つとまた戻ってきます。

マットが生乾きのまま車内に戻してしまう。先ほど触れた通り、これ自体が新しい臭いの発生源になります。急いでいるときほどやりがちなので、洗うタイミングは天気を見て決めたほうが良さそうです。

シートの染みに強い洗剤を使って色落ちさせてしまう。特に布シートは色落ちや輪ジミが残りやすく、目立たない場所で試してから広い範囲に使うのが無難です。

掃除では取れない臭いはエアコン側の可能性がある

車のエアコンフィルターを取り外して点検している様子

座席やマットをひと通り掃除しても臭いが残る場合、エアコンの吹き出し口や内部にカビ・雑菌が繁殖している可能性があります。エアコンをつけた瞬間だけツンとした臭いがする、というのはよくあるサインです。

エアコンフィルターの交換目安は、車種やメーカーによって案内が異なりますが、1年ごと、もしくは走行距離1万〜1.5万kmあたりのどちらか早いほうで交換を勧めているケースが多いようです。喫煙する車では、ニコチンによる汚れが進みやすいためもう少し早めの交換が案内されることもあります。正確な交換時期は取扱説明書か、車種ごとのメーカー案内を確認するのが確実です。

フィルター自体は自分で交換できる車種も多いですが、エアコン内部(エバポレーターなど)のカビ臭がひどい場合は、ディーラーやカー用品店でのクリーニングを検討したほうが、掃除だけで粘るより早く解決することもあります。

よくある質問

Q. どのくらいの頻度で掃除すればいい?

週1回程度の掃除機がけと、月1回ほどの拭き掃除を目安にしている解説が多いようです。ただし食べこぼしをした日や雨で濡れた靴で乗った日は、目安の頻度にこだわらずその都度対処したほうが臭いは残りにくくなります。

Q. 消臭スプレーだけで臭いは取れる?

表面的な香り付けにはなりますが、原因になっている汚れやカビが残っていると、しばらくするとまた臭ってきます。掃除機・マット洗い・換気を先に済ませてから使うほうが効果を実感しやすいです。

Q. 何をやっても臭いが取れないときは?

エアコン内部のカビや、シート内部・カーペットの奥まで染み込んだ汚れが原因になっていることがあります。自分でできる範囲を試しても改善しない場合は、カー用品店やカークリーニング専門店に相談したほうが早く解決できることが多いです。

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