ロードバイク冬の服装、失敗した私の3つの反省点
冬になると「厚着すればいいだけだろう」と思っていた時期が私にもありました。実際に走り出すと、坂道でじわっと汗をかいて、下り基調になった途端に背中がスッと冷えていく。あの感覚は今でもよく覚えています。
最初の冬はダウンジャケットのような厚手の服で出発し、10分足らずで後悔しました。動きにくいうえに汗はこもるし、信号待ちで止まった瞬間に一気に体が冷える。この記事では、そのときの失敗も含めて、冬のロードバイクの服装で私が実際につまずいた3つのポイントと、そこから見直した対策をまとめます。
厚着だけで挑んで汗冷えした失敗
冬のロードバイクで一番こたえたのは、寒さそのものより汗冷え(かいた汗が冷えて体温を奪う現象)でした。運動中はどうしても汗をかきますが、そのままの服で止まったり下り坂に入ったりすると、汗が乾く過程で体温がどんどん奪われていきます。
最初の冬は、とにかく厚着すれば大丈夫だろうとダウンジャケットのような厚手の服一枚で出発しました。結果はインナーが汗でびっしょり、休憩のたびに震える羽目に。厚着イコール防寒ではなく、むしろ逆効果になることを身をもって知りました。
それ以来意識するようになったのが、汗を吸って外に逃がす「インナー」、体温を保つ「ミドル」、風や冷気を防ぐ「アウター」という3層で考える方法です。サイクルウェアのメーカーやショップでも広く紹介されている基本的な考え方で、その日の気温や運動量に応じて調整しやすくなります。
私の場合は汗をかきやすい体質もあって、インナーは肌に密着する速乾素材を選び、ミドルは首元や胸元にジッパーがあって温度調整できるものにしています。アウターは風を通しにくいものを一枚羽織るだけにして、あとはジッパーの開け閉めでこまめに温度をコントロールする、というやり方に落ち着きました。止まってから着替えるより、走りながら調整できる服装のほうが結果的に汗冷えも防ぎやすい。これが最初の失敗から学んだことです。
路面凍結を甘く見てヒヤッとした失敗
服装以上に痛い目を見たのが、路面凍結への油断です。日中は問題なくても、朝早い時間や日が落ちた後の橋の上、日陰になっている区間、トンネルの出入り口付近などは凍結していることがあります。見た目では乾いているように見えても、薄く凍っている場合があるので注意が必要です。
私は以前、早朝に橋を渡ったときに後輪が一瞬滑ってヒヤッとした経験があります。幸い大事には至りませんでしたが、それ以来、気温が低い時間帯に走るときは、日陰や橋、トンネルの出入り口といった凍結しやすい場所ではあらかじめ速度を落とすようにしています。
服装だけでなく、走るルートや時間帯にも気を配ることが、冬のライドを安全に楽しむうえで欠かせない要素だと思っています。
手袋をケチって指がかじかんだ失敗
体幹はレイヤリングで対策できても、手先や足先の冷えは別に考える必要があります。手足は体の末端で血流が滞りやすく、体感温度以上に冷たく感じやすい部位です。手がかじかむとブレーキやハンドル操作にも影響しかねないので、軽視できません。
最初の冬、私は普段使いの薄手の手袋で出発してしまい、走行中に指がほとんど動かなくなって焦った経験があります。それ以来、冬用として厚みのあるサイクルグローブを用意するようになりました。足先も靴の中で冷えを感じやすいという声はよく聞くので、厚手のソックスやシューズカバーなど、手だけでなく足の対策も合わせて考えるようにしています。
この3つの失敗を経験してから、出発前に必ず確認するようになったのが、気温だけでなく「その日の風の強さ」と「日の入りの時間」です。気温が同じでも風が強い日は体感温度が下がりやすく、日没が早い時期は帰り道が暗くなりやすいので、ライトの準備も含めて確認しておきたいところです。走行中に調整しやすいよう、ジッパーの開閉やアームウォーマーの着脱がしやすい服を選んでおくのもポイントです。天候や体調は当日にならないと分からない部分も多いので、寒すぎると感じたら無理せず距離やコースを短くするなど、柔軟に判断するようにしています。
よくある質問
Q. 冬のロードバイクは厚着すればいいだけですか?
厚着だけだと汗冷えしやすくなります。汗を吸って逃がすインナー、保温するミドル、風を防ぐアウターを重ねる考え方のほうが、体温調整がしやすく快適に走りやすくなります。
Q. 路面凍結はどんな場所で気をつければいいですか?
橋の上や日陰、トンネルの出入り口などは凍結しやすい場所です。見た目で乾いていても油断せず、気温が低い時間帯はスピードを落として走るのが安全です。
Q. 手が冷えてブレーキ操作が心配なときはどうすればいいですか?
厚みのある冬用のサイクルグローブを使うと違いを感じやすくなります。手先の冷えは操作性にも関わるので、体幹の防寒だけでなく手足の対策も合わせて考えることをおすすめします。
Q. 走行中に暑くなったり寒くなったりしたらどうすればいいですか?
ジッパーの開閉やアームウォーマーの着脱で細かく調整するのがおすすめです。止まってから着替えるより、走りながら調整できる服装にしておくと汗冷えを防ぎやすくなります。
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